つれづれ昆虫採集日記

対馬編 平成20年8月5〜8日

 福岡から飛行機を乗り継ぎ30分。日本海に浮かぶ対馬は大陸との接点として、ツシマヤマネコやヒトツバタゴ(モクセイ科)に代表される島固有の動植物が見られ非常に興味深い島です。昆虫類においても例外ではなく、一風変わった種が認められ、虫屋の採集意欲をかきたてるのです。
まず、対馬を代表する蝶としてはツシマウラボシシジミがあげられます。この蝶は前回訪れた9月にも見られたのですが、今回も杉林で観察することができました。偶然出会ったツシマキボシカメムシは物の本によると日本のカメムシ類では三大珍種の一つらしい?!
 セミの類ではチョウセンケナガニイニイが生息するが、秋も遅くに発生するので今は無理。ミンミンゼミは普通に見られるセミではあるが、他地域に比べてミカド型(通常の個体は黒地に緑の模様があるが、全面的に緑一色の個体が出現することがあり、ミカド型と称する)の出現確率がかなり高そうです。その他今回確認したセミはクマゼミ、アブラゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシ。
 キリギリスの仲間で短翅のツシマフトギスは最盛期なのか、車で走っていると度々道路上に現れました。
 そして、対馬を代表する甲虫と言えば、やはりその色彩の美しさと大きさからツシマカブリモドキでしょう。その他の甲虫ではクワガタムシが面白い。
 ただ、今回期待していたトラフヒトリにはとうとう逢えずじまい。これが残念でならない。
                             昆虫科 岡本俊治
以下の写真はクリックすると少し大きめの写真を見ることが出来ます
ツシマカブリモドキ ツシマウラボシシジミ ヒメダイコクコガネ
ノコギリクワガタ ツシマキボシカメムシ ツシマヒラタクワガタ
ツシマフトギス コオニヤンマ ゴマダラチョウ
NPOこどもとむしの会 http://www.konchukan.net

シニア自然大学 昆虫科