UP 2011.10.24 HRY
シニア自然大学校環境科10月度 施設見学

■日時:2011.10.21(金) 9:00〜17:00
     天気 晴のち曇
■集合:大阪駅前第4ビル前 9:00 近畿バス
■行先:堺市探訪
     午前:大仙陵古墳〜自転車博物館〜大仙公園内散策〜堺市博物館
     午後:関西電力PR館〜メガソーラ発電所〜火力発電所
■参加者:環境科 36名
 堺市は政令指定都市(人口約84万人)。
古代において、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)をはじめとする百舌鳥古墳群が築造され、中世、鎌倉時代に、奈良・京都などの後背地の海運の拠点として発展。戦国時代には海外貿易の拠点となり、街を環濠で囲い自由都市として経済的、文化的に栄え「東洋のベニス」とも謳われた。茶聖千利休によって花開いた茶の湯文化、巨大古墳群、神社仏閣など古代から中世、近世の豊富な歴史的文化的遺産を有する歴史と伝統の街である。
 午前中は、2グループに別れて、大仙陵古墳〜堺市博物館〜大仙公園内散策〜自転車博物館午後からは、関西電力PR館での説明〜メガソーラ発電所〜火力発電所の見学。
また、今回は、堺観光周遊バス助成制度を利用させて頂き、「ホテルでの昼食」やら、「400年以上の伝統を誇る和菓子の老舗」での買い物やらで、1日をのんびり楽しんだ。

1.大仙陵古墳(仁徳天皇陵)
 堺市には古代に造営されたさまざまな古墳が残っており、その代表が日本最大の仁徳天皇陵です。
前方部を南に向けた墳丘は、全長約486メートル、後円部径約249メートル、高さ約35.8メートル、前方部幅約307メートル、高さ約33.9メートルの規模で、3段に築成されている。左右のくびれ部に造出しがあり、三重の濠がめぐっていますが、現在の外濠は明治時代に掘り直されたものです。葺石と埴輪があり、埴輪には人物(女子頭部)や水鳥、馬、犬、家などが出土している。

大仙陵古墳(仁徳天皇陵)

ボランティア

ガイドさんの案内で

2.自転車博物館
世界最古の自転車からアトランタオリンピック出場車まで50台の展示は圧巻です。自転車の仕組みのコーナーでは触って遊びながら学べる展示で、定時にビデオも上映している。

展示室にて
 
自転車博物館

クラシックな
 
自転車

試乗のご気分は 

3.堺市博物館
 堺市博物館は、市制90周年記念事業として昭和55(1980)年に開館しました。生涯学習と市民文化の向上のため、堺市の歴史、美術、考古、民俗に関する博物館として、多くの資料を収集、保存、展示している。古代史のロマンを秘めた百舌鳥古墳群のほぼ中心にある大仙公園の広大で緑豊かな中に、博物館、堺市茶室、中央図書館、自転車博物館、日本庭園、都市緑化センターなどが整備されています。堺の歴史を一目瞭然に知ることのできる博物館です。
約1,330平方メートルの展示室には、古代・中世・近世・近代のコーナーに分けて歴史の流れを紹介している。いま特別展「自由としの軌跡」が開催されており、中世に作成された世界地図や、またその頃の螺鈿の洋櫃等々の展示がなされています。*展示室撮影禁止 

堺市博物館

特別展

大仙公園内

 
武野紹鴎像

千利休像

大仙公園内の古墳

堺市は千利休をはじめ、与謝野晶子、坂田三吉ほか、有名人を輩出しています。


―ホテルサンルートで昼食:倭の王茶碗弁当―

昼食はホテルサンルートにて「倭の大王」にちなんだ直径40センチの大きな「倭の王茶碗弁当」をいただきました。
ふたを開けると


ホテルサンルート堺で


―大寺餅河合堂―

 創業400年。慶長元年の頃に大阪の堺にある開口神社(あぐち)の境内に店を構え、 あんころ餅やきなこ餅、大福焼餅などを売っていました。当時境内には、念仏寺というお寺があり、 それにちなみ「大寺さん」と呼ばれていたので、店の名前が大寺餅となったという。
上方落語と大寺餅
 わたい堺へ行くのが好きでございましてね、堺へ行くと「大寺餅」ちゅうて、あんころ餅 おまっしゃろ 名物の?
そおです そおです。 あれ食べんのが好きでね、あれ食べた人間の体の中で暴れ倒しまんねん。
疝気筋(せんきすじ)をグ〜ッグ〜ッ引っ張って、人間が七転八倒しまんねん「痛い痛い、いたいわあ〜い」ちゅうてね。
疝気の虫より
与謝野晶子が
「年を取ると昔食べたものが懐かしくてねぇ、東京へ来る時は他の土産は要りませんから大寺餅と四十日芋を持ってきて欲しい」と言ったという事であった。

お出迎え・お見送り

大寺餅をお土産に

4.関西電力 電力館

 堺・泉北臨海工業地帯のほぼ中央にある都市型の発電所。
発電所は、緑の木立に包まれ、野鳥が群舞しているのが観察出来る。PR館では電気エネルギーをメインに電気の重要性をわかりやすくした展示室があり、水力、火力、原子力の発電の原理が学べる「ドクターボルトの実験室」、自身が起こした電気でメカ昆虫が踊る「ドクターボルトのメカ昆虫」など子供達が楽しめる展示内容。

電力館で発電所

の概要説明をきく
4.1メガソーラ発電所見学
 関西電力が堺市西区の大阪湾臨海部に建設していた堺太陽光発電所が9月7日完成し、国内最大のメガソーラー(大規模太陽光発電所)が全面運転を開始した。同発電所は昨秋から段階的に運転を開始し、当初は今年10月ごろの完成を予定していたが、節電要請が続く中で、全面運転を約1カ月前倒しした。甲子園球場の約5倍に相当する約21ヘクタールの敷地に太陽光パネル約7万4千枚を設置。出力は1万キロワットで、年間の発電電力量(約1100万キロワット時)は、一般家庭約3千世帯分に相当する。
この時は曇っていたため1,110kwの出力でした。

74,000枚のパネル

パネルの設置について説明

4.2火力発電所見学

火力発電所は、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたコンバインドサイクル発電方式で、少ない燃料でたくさんの電気がつくます。それによりCO2の排出量が約3割削減できたとのことです。

火力発電所(コンバインドサイクル発電)

中央制御室

秋天や海原めきぬ太陽パネル      みのる

記録者感想
堺市は人口80万人の政令指定都市であり、大工業地帯をもつという近代的な側面と古代・中世・近世の遺跡を持つという歴史的な側面が、渾然一体となった都市です。日本の歴史の要所要所を占めながら、なおかつ現代の日本工業の牽引役を果たしているようでもありました。
 東電福島原発の崩壊で、今後のエネルギー供給を考えるとき、ソーラー発電は重要な位置を占めるででしょうが、不安定さも残ります。それでも、よりいっそう実用度をあげれば、原発の代替エネルギーとなる日がくることも夢ではないと関西電力の見学で感じさせられました。
(井上(加))
文/井上(加)・谷口、写真/鹿喰・井上・平山、俳句/浅田、 編集/平山
企画:谷口 高司

環境科トップに戻る