UP 2011.8.22 HRY
シニア自然大学校環境科8月度 施設見学
SPring-8・XFEL /赤穂化成見学
■日時:2011.8.19(金) 8:10〜19:30 天気 曇
■集合:大阪駅第4ビル前 8:05 奈良交通バス
■行先:SPring-8,XFEL(兵庫県播磨科学公園内)
     赤穗化成(株)(赤穂市坂越)
■参加者:環境科 45名

行程

 8:10 バスにて梅田発
10:15 SPringー8着、案内 営業企画室 中村さん、山本さん
10;20〜11;30 SPring8 ビデオ、説明、蓄積リング棟設備見学
11;45〜12:15 XFEL説明、設備見学

(12:20〜12:50) 昼食 播磨科学公園

13:40〜14:40 赤穗化成工場見学、 案内 総務上田部長
14:40〜15:50 講演:横山さん
16:00〜19:30 赤穗化成〜大阪着(道路渋滞で遅れる)

1.SPringー8(大型放射光施設)/XFEL(X線自由電子レーザー)見学

 大形放射光設備SPring8(Super Photon ring―8 Gev)は世界最高の放射光を使って、原子レベルの微細な構造や働きを観察することが出来る設備で、国内外の各科学分野や産業関連の研究者に広く利用され多くの成果が得られている。今話題の「はやぶさ」が持ち帰ったイトカワの小岩石の分析などの説明もあり、盛り上がった見学会になった。今回は、「国家機関技術」プロジェクトSACLAとして長年に亘り開発されてきて3月に完成した夢の光」放射光でX線の10億倍の明るさで100兆分の1秒の切り取ることができるX線自由電子レーザ施設:XFEL(Xray Free Electron)も見学することができた。

SPRINGー8、XFEL全景 見学パンフレット(理化学研究所発行)から転載

◇◇◇

(1)SPringー8(大型放射光施設) ビデオ説明、蓄積リング棟設備見学
(10:20〜11:30)
山本さんの案内で見学


最初の挨拶: 中村さん
 

SPRINGー8リング設備棟へ
  

設備と研究内容についてよく纏まったビデオと詳しい
説明を受けたのち蓄積リング棟の案内説明 山本さん
                                   <SPRINGー8実験装置群とビームライン>
周長は約1.5Kmです。放射光を利用して各研究部門で諸分析・実験を行うビームラインは現在50カ所以上が利用されており、それぞれ共用、専用、理化学研究所用、加速器診断用などに区分されている。

2F見学室よりビームラインなどの設備見学 山本さん

放射光取り出し部(展示)

(2)XFEL(X線自由電子レーザー)説明、設備見学
(11:45〜12:45)
中村さんの案内で見学

 XFELでつくる光は、図に示すように放射光(強力なX線)とレーザー(位相のそろった高品質な光)の両方の特徴を持った光です。XFELを生み出す源は、ほぼ光速まで加速されたエネルギーの揃った電子の集まりであり、XFELを発生させる装置は、電子銃・加速管・アンジュレーターという3つの装置に大別される。
 世界で最高の設備として約5年かかって3月完成後、6月7日16時10分無事X線レーザーの発信に成功、今後「さくら」の愛称での成果が期待される。

XFEL棟 約700m (電子銃→加速器→アンジュレータ→ビームライン)

XFEL設備と設備機器の見学 中村さん (XFEL棟見学室より)

XFEL棟加速器ライン

2.赤穗化成(株)(赤穂市坂越)
(14:40〜15:50)
 午後に訪問した赤穗化成は、古くから塩田による製塩が行われていた赤穂市にあり、その製塩の流れをくむ会社として1971年に創業された。塩を中心として発展したが、近年健康分野の海洋深層水、こだわりの豆乳等幅広く事業を展開している。塩に関する説明と工場見学の後、「塩を知ることは命を遡ること」と題して1時間にわたる講演があった。

赤穂化成工場(赤穂市坂越)

商品群

◇◇◇

 赤穂は350年ほど前より塩田で栄えてきた。
昔は瀬戸内で日本全体の80%の塩が製塩されていた。
赤穂の塩は品質管理がしっかりしており、且つ流通システムも確立されており、江戸へ70%、大阪へ20%売られていた。
塩田に適した地形とは晴れの日が多いことと、まきや花崗岩が入手しやすいことである。
赤穂には赤穂西浜塩業組合と赤穂東浜塩業組合があった。
 赤穂化成は赤穂東浜塩業組合の流れをくみ、1971年塩を効率的に生産できる「イオン交換樹脂膜製塩法」が開発され、従来の塩田による製塩方法は「塩業整備法」の施行により廃止された。これを機に赤穂東浜塩業組合は解散するが、同組合の化成品部門(食品、医療、化学工業等)を母体として赤穂化成が誕生した。赤穂化成の天塩(アマシオ)とにがりは6割のシェアを占めている。

(1)会社概要説明・ビデオ鑑賞

 総務部上田部長より会社沿革に沿って説明を受ける。ビデオは、昔の入浜式塩田法から戦後の流下式塩田への製塩について。

赤穂化成工場入口

会社概要説明
(2)工場見学
 製品の後工程(包装工程)を2F見学室より見学。ビン充填包装ラインでは年間100万個を製造している。塩の原料はオーストラリア西海岸のシャークス・ベイの塩を購入し製品化している

オーストラリア西海岸のシャークス・ベイの塩

天塩のできるまで

包装工程見学

(3)塩について講話

講師:赤穂化成顧問 横山嘉人氏

 「塩を知ることは命を遡ること」(海の科学と生物)


横山嘉人氏 講演
本社は元ユニチカの赤穂第一工場跡で昔の趣のある建物が残っている。煙突もユニチカ時代のものが現存している。


SPRINBー8 放射光普及棟前で
文/青木・福岡 写真・編集/平山
企画:1班 青木・福岡

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