UP 2011.7.18 HRY
シニア自然大学校環境科7月度 施設見学
近畿大学水産研究所白浜実験場・京都大学白浜水族館・南方熊楠記念館見学
■日時:2011.7.15(金) 8:00〜19:00 天気 晴
■集合:大阪駅前第4ビル前 7:50 日交トラベル バス
■行先:近畿大学水産研究所白浜実験場・京都大学白浜水族館・南方熊楠記念館
■参加者:環境科 42名

行程

     8:00       大阪出発
    10:45〜12:15  近畿大学水産研究所白浜実験場 見学
    12:15〜12:45  昼食(会議室を借用)
    13:00〜15:00  京都大学白浜水族館 見学
    15:15〜15:45  南方熊楠記念館 見学
    18:50        大阪着

1.近畿大学水産研究所 白浜実験場
(11:00〜12:45(昼食込))

白浜第1養魚場
 1948年敗戦直後の漁獲高が大幅に落ち込んでいる状態の中、近大初代総長世耕弘一が「海の畑」をつくるという発想で、魚の養殖を始めた。漁業振興と水産資源の自給を目標に栽培漁業を唱え実行した。艱難辛苦の後、ハマチの養殖に続きマダイ、カンパチなど高級魚の養殖に成功し、2002年には念願のクロマグロの完全養殖に成功した。 現在では18魚種で世界初の種苗技術に成功している。 現在白浜の試験場だけで年間20億円の売り上げがある。

 ミーティングルームに入場後2班に分かれそれぞれ養魚場と展示場を見学した。
宮下盛所長の案内により、3階でまずビデオで歴史の概略を見たのち、従来は無かった網生簀の創意工夫の跡や、これ迄の品種改良の歴史等を見た。23年養成されていたクロマグロの剥製が飾ってあったが、253cm、214kgと表示されており、本来なら500kg近く有る筈が年と養殖により衰えていたそうで、物言わぬ剥製のクロマグロが何か気の毒であった。

 養魚場は山本場長の案内で出荷直前のカンパチ、シマアジ、アマダイ等の生簀を見学し、出荷直前の魚達と稚魚の養殖場を見学した。 大学の発想でなく現実に立脚し、コストを常に考慮している姿勢が私には新鮮でもあった。

ミーティングルームで

網生簀の養魚場

出荷前のクロダイ

稚魚養殖

世界最長記録のクロマグロ

赤レンガづくりの水産研究所

2.京都大学フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所 白浜水族館
(13:00〜15:00)

白浜水族館(水槽室)
 水族館の裏側(機械室)を案内頂いた。まず1&2班が機械室の前後より入室し45分後に3&4班と入れ替わり、案内を受けない班は水族館内を自由に見学した。 その後全員が集合し質問時間を設け質疑応答を行った。
ご案内は山本氏及び原田氏にして頂いた。 技術員の方々の魚への愛情に満ちた説明が興味深く、展示している物全てが白浜で取れた物であるという事に驚いた。 黒潮のためではあろうか、沖縄にしか生息していないと勝手に思い込んでいる物も多く、私には北の物と思われるホヤまであった。 ただどれほど愛情を注がれても自然界に比べ相当狭く、無理な状態の飼育なので、生育状態は少々気の毒であった。
多忙な日常業務の大切な時間の中、2時間我々のために割いてご案内頂いた事に深く感謝した。

大型回遊魚水槽の裏側

浄水装置(循環式)

甲殻類の標本

飼料のいろいろ オキアミ、ペレット、ワカメなど

質問にこたえる技術員

3.南方熊楠記念館
(15:15〜15:45)

記念館入口

南方熊楠像
 元々熱帯植物園であった敷地であり、記念館への山道には南洋の樹木が鬱蒼と茂っていたが、土壌が薄く直ぐ岩盤となり根が張れない状態との説明があった。しかし月桃があちこちに咲き乱れ感激した。 記念館ではビデオで熊楠の概略を見た後、館内を本当に要領よくご案内頂き、最後には屋上の360度に広がる景色をも堪能した。 番所跡との事で見事な眺めであった。熊楠の偉大さはとても良く理解できるが、死後脳の解剖を願ったように、本人も自分の性格を持て余していたように思えた。 凡人である幸福を改めて感謝した。本人は思ったまま行動したかもしれないが、周囲で支えてくれる人達への「感謝の念」はあったのであろうか。

南方熊楠の人物についてビデオ

8mの履歴書

熱帯性植物の多い園内

月桃(ゲットウ)

屋上からの展望
*展示室撮影禁止


白浜水族館前で
非常に酷暑の中、いろいろ実り多く濃い一日であった。 参加各位の協力の下、全員無事に梅田へ帰りつけたことに感謝する。
文/宮中、写真/石井・平山、編集/平山
企画:宮中・西森

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