UP 2008.8.12 HRY

大阪管区気象台/大阪歴史博物館 見学

■日時:2008.8.8(金) 10:00〜15:00
■集合:10:00 大阪谷町四丁目 合同庁舎ビル
■見学先:(1)大阪管区気象台 10:00〜12:00
       (2)大阪歴史博物館 13:00〜15:00
■参加者:環境科32名

大阪管区気象台
 10:00〜12:00

地球温暖化とともに世界中で異常高温、記録的少雨豪雨など異常気象が頻発している。谷町四丁目の合同庁舎ビルにある大阪管区気象台を訪問し、気象観測や天気予報の現場を見学する。合わせて「気候変動」についての講話を聴く。
観測課
見学は3班に分かれて各課現場を回る。16Fにある観測課、予報課、火山地震課の作業室には無人のパソコンがずらりと並び、人の姿はあまりない。各課とも3人程度のシフト勤務(24H)ということである。コンピュータ技術の発達で計測・収集・分析・表示はパソコン任せ。観測は昔は百葉箱だったが、今は気象台や17Kmごとに全国1300箇所あるアメダスで自動観測している。
露場は阪神高速と高層ビルに囲まれた僅かな芝生のスペースにあった(見学コースにない)。大阪の気象というより都市のヒートアイランド現象を測っているのでは?と思いたくなります。

紙芝居形式で気象観測方法等説明

リアルタイムで測定値がPC上に表示される

阪神高速と高層ビルに囲まれた露場

予報課

天気予報は当たらないと思っている方が多いと思いますが、降水有無の予報確率は実は80%と高いのです。予報が外れたときの印象が強く残るからでしょう。地域予報には気象レーダーやアメダスが大きな役割を果たしていますが、それでも最近の雷雨はどこで発生するか予測が難しいようです。

資料で天気予報ができるまでを紹介

3人シフト体制で24時間勤務

気象レーダー画像

火山地震課

緊急災害に備えてと思いますが、こちらも無人のパソコンがずらりと並んでいます。おりしも地震が発生したようで、地震波の解析や、震源の特定が行われていました。日本付近での地震発生回数は年間12万回、うち有感地震は約2000回だそうです。震源を断面で見ると、太平洋沿岸のプレート境界では震源が深く、日本海側では浅いということが分かります。太平洋海底に地震計を埋める計画が進んでいるとのことです。地上の地震計だけでは震源地の特定に偏りが生じやすいのだそうです。

地震波の解析

日本付近の震源分布(青は震源が深い)

5箇所の地震計から震源を特定

講話 「気候変動について」
11:30〜12:00

講師は気候調査課 家藤氏。約4億年前の古気候から現在および将来予測について解説いただく。CO2濃度と気温の変化との関係から、現在の急激な温暖化は人為的要因によるものと断定できる。このようなCO2濃度上昇に伴う急激な温度上昇は過去にも存在していた・・・・。我々のために、わざわざ資料を準備していただいたが、時間がなく、かなりの部分を省略。もう少しお聞きしたかったが残念。

気候変動について

古気候:気温、CO2と氷床の変化

過去100年の世界平均気温の変化

大阪歴史博物館
13:00〜15:00

大阪歴史博物館は都市大阪の歩みを、4つの時代(難波宮、中世、近世、近代)に分けてビジュアルにダイナミックに紹介しています。常設展示のほか、米騒動90年展示と阪神大水害70年の記録映画が上映されていました。入館に先立って学芸員から「近代大阪の環境問題」について講話を聴く。

講話 「近代大阪の環境問題」
13:10〜14:00

船越幹央 学芸員による講話「近代大阪の環境問題」。明治から昭和(戦前)までの、大気汚染、河川汚濁、騒音・振動など公害の歴史を辿る。水都大阪に架かる八百八橋のうち、堂島川の水晶橋などは汚水排出用に作られたダムだった。

ユニークな大阪歴史博物館の建物

講話風景

配付資料

展示場

エレベータで10Fへ。10Fから7Fまで、古代フロア(難波宮の時代)→中世近世フロア(戦国〜江戸)→考古学フロア→近代現代フロア(大正〜昭和)と常設展示場を巡る。なお地下には難波宮遺跡が眠っている。

難波宮大極殿と女官

天下の台所 江戸の風景 安治川橋と難波橋

地下鉄開通 淀屋橋駅(昭和8年)

昭和初期 道頓堀の風景

米騒動90周年特集展示(大正7年)

阪神大水害70年周年記録映画(昭和13年)
写真・編集   平山
企画担当 青木俊之・長谷川清満

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