地球環境シンポジューム
地球温暖化と人々の暮らし
■日時:2008.6.7(土) 13:30〜16:30
■場所:鶴見緑地・陳列館ホール
■主催:大阪市立環境学習センター(生き生き地球館)
      2008年サミット財務大臣会議大阪推進協力委員会
■後援:朝日新聞社
■運営協力:NPO法人 シニア自然大学
■入場者:196名(一般参加者63名)

ポスターはここ

サミット財務大臣会議大阪開催記念・環境月間行事としてのシンポジュームです。地球環境問題に私たちはどう向きあったらよいのでしょうか。北海道洞爺湖でのサミットに向け、環境問題における日本のトップクラスの先生方をお招きして、新たな社会ビジョンの提案を共に考えて行きます。

プログラム

◇13:00 開会挨拶 いきいき地球館館長 浅尾公一
◇13:05 主催者挨拶 大阪市長  平松邦夫
◇13:20 講師紹介 シニア自然大学代表理事 齋藤 隆
◇13:30 基調講演 内藤正明 京都大学名誉教授・仏教大学教授
      「サミットに向けた新たな社会ビジョンの提案」
◇14:00 パネリスト講演
      ・西岡秀三 国立環境研究所特別研究員・IGES研究顧問
              「低炭素社会を作る政策」
      ・高月 紘 石川県立大学教授
              「シンプルライフのすすめ」
      ・藤村コノエ NPO法人環境文明21共同代表
              「日本の知恵が地球を救う」
      ・竹内敬二 朝日新聞社編集委員
              「自然エネルギーをもっと市民が利用するには」
◇15:20 休憩
◇15:35 パネルディスカッション
      司会 内藤、パネラー 西岡、高月、藤村、竹内
◇16:45 閉会挨拶 シニア自然大学代表理事 齋藤 隆
司会進行 シニア自然大学環境科・理事 田中 晃

いきいき地球館館長 浅尾公一氏

大阪市長 平松邦夫氏

シニア自然大学代表理事 齋藤隆氏
館長開会挨拶:ガソリン200円時代になるなど生活に影響してくると環境のことを考えるようになってくるが、ゆでがえるにならないように今から行動を。
市長挨拶:ヒートアイランドなど日本一暑い大阪ですが、大阪市環境基本計画に基づいて、健康で豊かな住みやすい大阪を目指していきます。

基調講演


内藤正明氏
今、何故持続可能な社会が求められているか。資源枯渇、環境悪化(環境)、家庭崩壊、疎外感(人間・社会)、格差拡大、地域経済(経済)があるが、資源ピークアウトが最も実感できる問題だろう。20××年の日本の悲惨な姿を想定して、持続可能な社会像をさぐっていきたい。

パネリスト講演


西岡秀三氏
2050年にCO2排出量70%削減可能。そのための12の方策を提案
する。とりわけ消費者側の賢い選択でエネルギー消費を40〜45%減
らせる。どうやって政策へもって行くか課題(配付資料参照)

高月 紘氏
民生部門でどう削減するか。必要なものだけで生活すれば、49%の
CO2を削減できる。シンプルライフの提言。LCAの観点からはリサイク
ルは必ずしもエネルギー削減にならない。ユニークな漫画でPRする。

藤村コノエ氏
昔は良かったではなく、祖先から言い伝えられきた日本の伝統的な
知恵を使おう。足るを知る。言葉を変えて若者に伝える。環境技術
ばかりが日本を救う道ではない。8つの知恵を提言。

竹内敬二氏
CO2削減のポイントは@省エネA自然エネルギーを増やすの2点。
風力発電は世界でこの10年で12倍になったが、日本のシェアは僅
か1.5%。太陽光パネル発電はトップから脱落。何故増えないのか。

パネルディスカッション

会場からの質問(IPCCの報告、中国・インドとの付き合い方、LCAで考えて、マスコミの責任)に答える形で、各位の発言の一端を紹介する。
西岡:政治を動かすのは「事実」そのものだ。IPCCの報告(温暖化の原因の90%は人為によるCO2排出)は、委員の人選方法、論文の選択などから考えても中立的なものである。中国、インドの問題はそれぞれの国が考えることで、押し付けることではない。日本の反省は伝えておくと共に、第三の道筋を示してやることだ。環境と経済は対立するものでなく、環境あっての経済である。
高月:産業界は猛反対するだろうが、必要ないものは買わないことである。物除け姫(もののけひめ)になることだ。シンプルライフで心豊かな生活を。
藤村:NPOなどの普及啓発活動では人は動かない。人は損得で動くものだ。また国も、NPOの話は聞いてくれても動こうとしない。政策として取り組まねば、実効はない。政治家への働きかけを。
竹内:LCA(製造〜使用〜廃棄)的に見て、風力発電、太陽光パネルは製造の環境負荷は無視できる。ハイブリッド車、液晶テレビはどうなんだろうか。CO2ばかりでなく、原発施設の廃棄、など安全性などを考慮したLCAが必要だ。自然エネルギー採用はは電力会社が反対し政府に圧力をかけている。国の政策決定に問題がある。カーボンオフセットの導入はどうか。マスコミは視聴率至上主義に陥らずに自ら質をあげる努力が必要で、そのようにしていきたい。
以上、一人ひとりのライフスタイルを変えていくことは大切ですが、環境技術、自然エネルギー採用などは、しっかりした仕組みづくりが必要。いかにして国の政策として取り上げて貰うかが課題。平松市長には最後まで聞いてほしかったところです。皆様はどう思われたでしょうか。

本ページは運営に協力した環境科の記録です。


スタッフ活動


立て看板設置

入場受付(一般、シニア在籍者)
         環境科スタッフ

        会場設定など
□演壇配置:自然と文化科
□客席配置:自然と文化科、環境科全員
□司会:田中(晃)
□受付:小林、古川、野村、森井、長谷川
□写真:平山
□質問票回収:荘司、野村ほか
文・写真 環境科 平山

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