ジュニア自然大学
季節の話題
夏といえばセミ
平成17年 8月
クマゼミ ♂
鳴声:シャー・シャー
生息環境:市街地・乾燥したところでも生息。
出現時期:7月〜9月

2004.07.22 高槻市内 大規模団地内植え込みで撮影。 この場所では、全くといっていいほど、クマゼミ以外のセミの鳴き声が無くなった。
2005.07.27 同じ団地内でセミの抜け殻調査を行った。 わずか30分の抜け殻採取で148個体を採取。全てがクマゼミであった。今年のクマゼミの多さを改めて驚いた。
性別内訳は、♂:69個体、♀:79個体であった。    
アブラゼミ     性別不明、撮影時は鳴いていなかった。
鳴声:ジリジリジリジリ
生息環境:森が茂り地面に湿り気があるところに多い。
出現時期:7月〜9月

2004.07.20 奈良公園の春日大社付近で撮影。
そばに大きな池があり、いかにもアブラゼミのいそうな場所であった。 我々が子供の頃は大阪市内でも小さな神社の境内など、 どこでも見ることの出来たセミだか近年市街地ではほとんど見ることが出来なくなった。
ミンミンゼミ ♂
鳴声:ミーンミンミンミンミンー
生息環境:低い山の湿った林内に多い。
出現時期:8月〜10月

2004.08.09 讃岐琴平の参道で撮影。
みやげ物屋の賑わいを抜け、背の高い針葉樹などが参道の両側に林立している場所であった。
背面の緑の模様が特徴的。
ヒグラシ      性別不明、撮影時は鳴いていなかった。小型のセミ
鳴声:カナカナカナ
生息環境:低い山地のスギやヒノキの林に多い。
出現時期:6月〜8月

2005.07.20 裏六甲の小さな里山で撮影。すぐ近くまで分譲住宅の団地が開発されているが、畑や山林が残っている。
スギやヒノキの林に多いとのことだが、撮影場所は手入れがされず荒れた雑木林と畑の境目であった。林の中にはスギ・ヒノキが点在しているが多くはない。
ニイニイゼミ ♂  小型のセミ
鳴声:チーーチーー
生息環境:平地、市街地、山地の樹林。
     サクラの木によく集まる。
出現時期:6月〜8月

2004.07.15 奥猪名健康の里で撮影。山地の樹林に囲まれた、団体向け宿泊施設の園内道路わき。
灰褐色のまだら模様が特徴。大阪で生息するセミで、羽のまだら模様はアブラゼミとこれだけ。小型でまだらならニイニイゼミ。
このセミの抜け殻は泥だらけ。小さくて、丸っこくて、泥だらけであれば、まずはニイニイゼミの抜け殻。
子供の頃には市街地で普通に見かけられたとのことですが、私は、後にも先にもニイニイゼミを見たのはこれが初めてです。
大阪府で見ることの出来るセミは、全部で11種類です。 掲載のセミのほかにツクツクボウシ・チッチゼミ・ハルゼミと、 エゾハルゼミ・エゾゼミ・アカエゾゼミです。 内エゾハルゼミ・エゾゼミ・アカエゾゼミは金剛山に行かないと出合えないそうです。
あとがき)
掲載した写真のうち、採取した後に撮影したセミは、何故かすべて素手で捕まえました。 セミを採取する目的で捕虫網を持つのではなく、日常の生活の中で出会ったセミたちです。 当然、撮影後は逃がしてやりました。 採取・撮影に当たっては、 シニア自然大学11期風組2班の皆さんにご協力をいただきました。 僕撮る人、君捕る人の関係でした。 有難うございました。(2005.08.02)
 クマゼミの産卵です。2005.07.27朝9時過ぎに、高槻市内の自宅前で撮影しました。 枯れ枝をそぐうように産卵管を差込腹部の先端を脈動させながら産卵している様子は必見です。 今年はセミが大変多く、こういう場面に出合うことが多いです。植え込みや木の低いところでも十分に見る機会があります。クマゼミの羽化とあわせ、一度挑戦してみてはいかがですか。
 セミの羽化は、やはりクマゼミです。2004.07.07 20:00頃に撮影しました。 団地の階段入り口の壁で羽化をしていました。 今年もそれこそ停めてある自転車なんかでも羽化しています。懐中電灯で照らすと色が鮮やかに見えます。
 右下の写真は羽化に失敗したセミです。恐らくクマゼミだと思います。
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2005.08.03 追補
2005.08.03 高槻市大字原八坂神社にて撮影。
Nリーダーのお住まいを山側に徒歩30分ほど行ったところにある、ここから北は山といった場所です。
アブラゼミなんですが、交尾しているところでしょうか? 撮影場所の神社では、アブラゼミのオンパレードでした。クマゼミはほんの少しだけ。
アブラゼミの抜け殻
    直前のアブラゼミの撮影と同じ時・場所で撮影。

同定のポイントである”触覚の根本から第3節目が長い”という特徴が観察できる。
しかし、”触覚は毛が多い”という特徴は確認できない。
セミの抜け殻を採取したが、クマゼミは2体だけだった。
調査結果:
 クマゼミ♂   1個体  ♀  1個体
 アブラゼミ♂ 48個体  ♀ 32個体